麻溝台はあるけど「麻溝」の住所出ないの?
2025年10月24日
お客様との会話の中で、
「麻溝」由来の施設や地区はあるのに、麻溝の住所はないですね。
麻溝台はありますけど …。
そういえばそうですね。
そんな会話から調べることに。
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🏞️「麻溝」の由来と歴史的背景
「麻溝」の地名は、神奈川県相模原市の旧村名「麻溝村」に由来し、当麻村と下溝村の合成地名です。
「麻溝」という名称は、現在の相模原市南区に位置する「麻溝台」などに残っており、
地域の歴史と地理に深く根ざしています。以下に詳しく解説します。
- 旧麻溝村の成り立ち
「麻溝村」は、1889年の町村制施行時に「当麻村」と「下溝村」が合併して誕生した村です。この合成地名が「麻溝」となりました。
- 地名の構成
- 「当麻(たいま)」:古くからの地名で、仏教寺院「無量光寺」などがある地域。
- 「下溝(しもみぞ)」:相模川に近い谷戸地形が広がる地域。
→ 両者の地名を合わせて「麻溝」としたことで、地理的・文化的な融合を表しています。
- 麻溝台の地形と開拓史
麻溝台は相模原台地の上段に位置し、戦後は旧陸軍演習地の跡地を開拓して農業地として発展しました。その後、工業団地や住宅地としても整備され、地名が施設名や地区名として残っています。
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🏫「麻溝」がつく施設名の広がり
- 地名としての「麻溝」が地域アイデンティティとして根付き、以下のような施設名に使われています:
- 麻溝台高校
- 麻溝公園
- 麻溝台自治会館
- 麻溝台開拓農業協同組合 など
これらは、地域の歴史や地名の継承を意識して命名されたものであり、旧麻溝村の名残を今に伝えています。
