相模原市、ついに18歳まで医療費無償化へ
2025年11月14日
・子育て世代として感じる期待と安心感
2025年11月12日、相模原市が発表したニュースが多くの家庭にとって朗報となりました。
「2027年4月から、小児医療費助成の所得制限と一部負担金を撤廃し、18歳まで無償化する方針を固めた」――。
この決定により、神奈川県内すべての33市町村で18歳までの医療費が実質無料となる見通しとなりました。
私自身、相模原市に住み、4人の子どもを育てている親として、この発表には強い関心と感謝の思いがあります。
日々の生活の中で、子どもたちの急な発熱やケガ、ちょっとした体調不良で病院へ行くことは珍しくありません。そのたびに数百円とはいえ、診察料の支払いが積み重なると、家計にはそれなりの負担となります。
「子どもが体調を崩したときに、ためらわずに病院に行ける」――。この安心感は、金額の大小を超えて、子育てをする上でとても大きな意味を持っています。
・現行制度の課題と、今回の変更点
相模原市ではこれまで、助成対象を「18歳を迎えた年度末まで」としていましたが、実際には高校生世代に所得制限が設けられていました。
さらに、中学生以上については一部負担金として500円の支払いが必要でした。
つまり、子どもが高校生になっても、世帯の所得によっては助成の対象外になることがあり、医療費が完全無料ではなかったのです。
この「所得制限の撤廃」と「一部負担金の廃止」が、今回の制度改正の大きなポイントです。
市によると、所得制限を撤廃することで新たに約4,600人が対象となり、一部負担金の撤廃も含めると、助成対象者は約3万2千人に広がるとのこと。
追加予算は年間約2億3千万円が見込まれているそうですが、その分、すべての子どもが平等に医療を受けられる環境が整うことになります。
・「無料」になることで変わる意識
私がこのニュースで最も注目したのは、「経済的な支援」というよりも、「心理的な壁の解消」です。
医療費が有料の時代には、どうしても「この程度なら様子を見ようかな」と思ってしまう場面がありました。
しかし、その「様子見」が結果的に症状を悪化させてしまうこともあります。
18歳まで無償化されることで、保護者はより早い段階で医療機関に相談できるようになります。
特に思春期に入る中高生世代では、体調不良を自分から言い出せない子も多く、「親が気づいたときには悪化していた」というケースも少なくありません。
気軽に受診できる環境は、病気の早期発見・早期治療にもつながり、ひいては市全体の医療負担を軽減する効果も期待できます。
・神奈川県全域での無償化が意味すること
今回の相模原市の発表で、神奈川県内すべての33市町村が18歳までの無償化を実現する見通しとなりました。
横浜市と川崎市が2026年度中に制度を拡充予定であり、それに続く形で相模原市が2027年4月に実施することで、県内全域が「子育てに優しい地域」へと変わります。
この動きは、全国的に見ても先進的な取り組みです。
東京や千葉、埼玉など近隣県ではまだ自治体ごとに制度格差があり、県全体での無償化が実現しているのはごく一部。
人口70万人を超える政令指定都市である相模原市がこの政策を打ち出したことは、他地域にも大きな影響を与えるでしょう。
・子育て世帯の実感と、地域への波及効果
相模原市はここ数年、待機児童の解消や学校施設の改修、地域医療の整備など、子育て支援に力を入れています。
一方で、住宅地として人気のある相模原エリアも、共働き家庭の増加や物価高の影響で生活コストが上昇しており、「教育費・医療費の両立」が課題になっていました。
この医療費無償化は、子育て世帯の経済的支援だけでなく、「子育てしやすいまち」というイメージの向上にもつながるでしょう。
実際、不動産業界の視点から見ても、こうした子育て支援策の拡充は住宅選びの大きな決め手になります。
「医療費が18歳まで無料の市町村に住みたい」という声は、近年確実に増えています。
この施策は、相模原市の定住促進・人口維持にも大きく寄与するものと感じます。
・親として、そして地域住民として
4人の子どもを育てる中で、医療費の助成を何度も活用してきました。
特に小学校低学年までは、風邪・発熱・中耳炎・アレルギーなど、頻繁に病院のお世話になります。
そのたびに「市の助成制度に助けられているな」と感じていました。
今回の制度改正によって、これから高校卒業までの間も安心して医療を受けられると思うと、本当にありがたい限りです。
医療費を気にせず子どもの健康を守れることは、親としてこれ以上の支えはありません。
そして何より、相模原市がこうした政策を率先して実施する姿勢に、地域への誇りを感じます。
行政の努力と市民の声が反映された結果であり、これこそが「地域力」なのだと思います。
まとめ:安心して子育てできるまちへ
今回の「18歳までの医療費無償化」は、単なる経済的支援ではなく、地域全体の安心を育む制度です。
子どもが病気になっても、親が不安にならない。
その安心感が家庭を支え、地域の信頼を生み、やがて市全体の活力へとつながっていくでしょう。
これからも、相模原市が子育て世代にとって魅力的なまちであり続けることを期待しています。
そして同じように子どもを育てる親として、地域の一員として、こうした前向きな取り組みを応援していきたいと思います。
参考:
神奈川新聞社「相模原市、27年度に18歳まで小児医療費を無償化方針 神奈川県の全33市町村で実現へ」
(2025年11月12日配信)
