要注意!熱中症の症状と対策

2025年06月17日

水分補給

本日の小田急相模原は35℃を超えるような真夏の暑さです。

 

【 熱中症について 】

梅雨が明け、本格的な夏が近づくにつれて注意が必要になるのが「熱中症」です。

特に高齢者や子ども、屋外で作業をする方にとっては命に関わるリスクもあるため、早めの知識と対策が重要です。

今回は、熱中症の症状や原因、そして予防・対策方法を詳しく解説いたします。

 

【熱中症とは?】

熱中症は、高温多湿な環境下で体温の調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもってしまうことで引き起こされる症状の総称です。重症になると意識障害や多臓器不全を招くこともあります。

 

【熱中症の主な症状】

熱中症の初期から重症まで、段階ごとの症状は以下の通りです。

 

■ 軽度(I度)

・めまい・立ちくらみ

・筋肉のこむら返り(足がつる)

・大量の発汗・生あくび

・体がだるい、気分が悪い

 

■ 中等度(II度)

・頭痛

・吐き気・嘔吐

・倦怠感

・判断力の低下(ぼんやりする)

 

■ 重度(III度)

・意識障害(呼びかけに応じない)

・けいれん

・高体温(体温が40℃を超える)

・まっすぐ歩けない、ふらつく

 

【熱中症を引き起こす主な原因】

高温・多湿の環境

風通しの悪い場所での活動

水分・塩分不足

暑さに慣れていない(暑熱順化ができていない)

睡眠不足や疲労の蓄積

 

【熱中症の予防・対策】

■ 基本的な予防方法

こまめな水分補給(1日あたり1.5〜2L目安)

汗をかいたら塩分補給も(スポーツドリンクや経口補水液)

外出時は帽子や日傘を使用

エアコンや扇風機で室温を調整(目安:室温28℃以下)

室内でも熱中症に注意(特に夜間や高齢者)

 

■ 特に注意が必要な時間帯と場所

午前10時〜午後3時がもっとも気温が高く危険

アスファルトの照り返しや車内などは非常に高温になる

 

■ 暑熱順化の重要性
気温が急に上がる季節の変わり目には、軽い運動や湯船入浴などで汗をかく習慣を身につけることで、体が暑さに慣れて熱中症にかかりにくくなります。

 

【もしも熱中症の症状が出たら】

涼しい場所へ移動(風通しの良い日陰や冷房の効いた室内)

衣類をゆるめ、身体を冷やす(首・わきの下・足の付け根)

水分・塩分を補給(意識がない場合は無理に飲ませない)

回復しない、重症の場合はすぐに救急車を呼ぶ(119)

 

【まとめ】

熱中症は、正しい知識と対策で多くを防げる「予防可能な病気」です。特に真夏は油断大敵。日常の行動を少し工夫するだけでも、リスクは大きく軽減できます。自分自身はもちろん、家族や周囲の方々への声かけ・注意喚起も大切です。