二宮神社で行われる小田急相模原どんど焼き
2026年01月12日
本日、小田急相模原にある二宮神社の「どんど焼き」に、
私自身初めて参加してきました。
これまで名前は知っていたものの、
実際に足を運ぶのは今回が初めてで、
地域に根付いた伝統行事の雰囲気を肌で感じる貴重な機会となりました。
境内では正月飾りなどのお焚き上げが行われ、
立ち上る炎を前に多くの方が一年の無病息災を願っていました。
また、どんど焼きの火で焼かれた団子をいただき、
昔から「この団子を食べると一年健康に過ごせる」
と言われている意味も含め、
日本の行事の大切さを改めて実感しました。
二宮神社で行われる「どんど焼き」とは
小田急相模原エリアにある二宮神社では、毎年1月中旬に
日本の伝統行事である「どんど焼き」が執り行われています。
どんど焼きは、
お正月にお迎えした年神様を炎とともにお見送りする神事であり、
新しい一年の無病息災・家内安全を願う大切な節目の行事です。
どんど焼きの由来と意味
どんど焼きは、日本の小正月(1月15日前後)に行われる伝統行事で、
古くは平安時代から続いているといわれています。
地域によっては「左義長(さぎちょう)」とも呼ばれ、
正月の終わりを告げる重要な節目の神事です。
お正月に家々へお迎えした年神様は、
門松やしめ縄、正月飾りに宿ると考えられており、
どんど焼きは、それらを焚き上げることで
年神様を炎と煙とともに天へお送りする儀式とされています。
この「焚き上げの火」には特別な意味があり、
単に物を燃やすのではなく、
けがれや厄を清める
一年分の災いを祓う
新たな一年を清浄な状態で迎える
という、日本人の精神文化が込められています。
火と煙に込められた信仰
どんど焼きの炎は「清めの火」とされ、
その火にあたることで無病息災・家内安全を願います。
また、立ち上る煙は
神様の世界と人の世界をつなぐものと考えられ、
願いごとや感謝の気持ちを天へ届ける役割があるとされています。
寒い時期に火を囲む行為自体にも、
人々が自然と向き合い、季節の変わり目を意識する
日本独特の暮らしの知恵が感じられます。
団子を食べる風習の意味
どんど焼きで焼かれる団子は
「繭玉(まゆだま)」が原型とされ、
・五穀豊穣
・豊作祈願
・健康祈願
を象徴しています。
この団子をどんど焼きの火で焼いて食べることで、
一年間、病気をせず健康に過ごせる
と古くから伝えられています。
火の力と食の力、両方に願いを込める点も
どんど焼きならではの特徴です。
書き初めを焚き上げる理由
書き初めを焚き上げる風習も、
どんど焼きの大切な要素のひとつです。
字が高く舞い上がると「字が上達する」
煙が空に昇ることで「願いが届く」
とされ、学業成就や成長祈願の意味が込められています。
なぜ、どんど焼きは今も続いているのか
どんど焼きは、単なる年中行事や伝統イベントではなく、
人々の暮らしの節目をつくる役割を担ってきた行事です。
お正月という特別な期間が終わり、
日常の生活へと気持ちを切り替える中で、
「一区切りをつける場」としてどんど焼きが存在してきました。
正月飾りやしめ縄を焚き上げる行為は、
物を処分するためのものではなく、
一年間守ってくれたことへの感謝を形にして神様へ返す
という、日本人特有の価値観を表しています。
また、どんど焼きは
地域の人が自然と顔を合わせる貴重な機会でもあります。
現代では、近所に住んでいても顔を合わせる機会が少なく、
地域のつながりが希薄になりがちですが、
どんど焼きの日だけは、世代を問わず人が集まります。
子どもから高齢の方までが同じ火を囲み、
団子を焼き、会話を交わす時間は、
地域コミュニティを静かに支えてきた大切な場と言えます。
さらに、自然と共に生きる感覚を思い出させてくれる点も、
どんど焼きが続いている理由のひとつです。
炎の温かさ、煙の匂い、冬の空気。
五感を通じて季節の移ろいを感じる体験は、
デジタル化が進んだ現代だからこそ、
より価値のあるものになっています。
二宮神社のどんど焼きが今も大切に守られているのは、
こうした意味が単なる「昔の風習」ではなく、
現代の暮らしの中でも必要とされている行事だからこそだと感じます。
一年の始まりに気持ちを整え、
地域とつながり、自分自身と向き合う。
その役割がある限り、
どんど焼きはこれからも受け継がれていく行事なのだと思います。
