【 諏訪明神社 】

2021年12月11日

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【 諏訪明神社 】

 

所在地 座間市新田宿二八八番地

祭神:建御名方命

例祭日:十月初旬  

 

 当社の創建は慶長九年(一六〇四) と伝えられています。言い伝えによれば、神官・新田氏の祖先が、信州(現在の長野県)よりこの地に移り住んだとき、故郷の諏訪大社の御霊を分けて祀ったのが、お社の起こりと言われています。  

 境内には修験道の開祖と言われる役行者の記念碑とみられる、市指定重要文化財「神変大菩薩碑」をはじめ、庚申塔や富士講碑など、人々の生活や信仰の様子をうか がい知る石碑が多くあります。また、境内や社殿には次の諸社が祭られています。

 

・蚕影社   祭神 蚕神

 慶応二年(一八六六)創建で、村で盛んに養蚕が行なわれていたことを物語ってい ます。 ・天神社   祭神 菅原道真  創建年代は、不明。学問の神様です。

 

・秋葉社   祭神 火迦具土神  

 創建年代は、不明。防火・鎮火の神様です。

 

・稲荷 社   祭神 倉稻魂神

 農業に関係の深い、五穀をつかさどる神様で本殿の中に祭られていますが、奉祀 の創建年代は不明です。

 

・鮭明神  

 本殿の中に祭られています。かっては、相模川にも鮭が上ってきて、新田宿の村 の東側を流れる小川にも鮭の姿がみられたと伝えられています。古老のお話しでは、とある嵐の日、社殿の回廊で跳ねていた鮭を祭ったとも、また、豊漁を祈って祭ったとも言われています。

 

・史跡 新 月 堂(寺子屋)跡  

 この寺子屋は、文化十三年(一八一六)に当社の別当であった寿命院円隆によって、 新田家の屋敷内に創建され、明治五年(一八七二)の学制(学校の基本を定めた法律) による公立小学校開設まで、五十年余りの間、三代の師匠により、子女の教育が行 なわれました。  

 

 学んだ子供たちは、数百名にのぼり、新田宿村以外に、座間宿・四ッ谷・新戸(現 在の相模原市の一部)など近隣からも通学し、当時の相模川流域農村における教育 への関心の高さを物語っています。現在、新田一氣(三代目) を記念して、弟子たちが建立した筆塚が残っています。

 

座間市教育委員会 平成四年一月

諏訪明神社