夏の電気代を抑えるエアコン節約術4選

公開日:2026年06月18日

エアコン

エアコンの使い方で電気代が変わる?知って得する豆知識4選

暑い日が続くこれからの季節、欠かせないのがエアコンです。

 

ただ、「冷房と除湿はどっちがお得?」「つけっぱなしの方が安いって本当?」など、意外と知らないことも多いのではないでしょうか。

 

今回は、思わず誰かに話したくなる「エアコンの豆知識」をご紹介します。

電気代の節約にもつながるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.「冷房」と「除湿(ドライ)」はどちらがお得?

夏場の電気代を少しでも抑えたいとき、冷房と除湿のどちらを使うべきか悩みますよね。

実は、除湿機能には種類があり、電気代は大きく異なります。

 

弱冷房除湿

一般的なエアコンに搭載されている除湿機能です。

空気を少し冷やして湿気を取り除く仕組みのため、冷房よりも電気代が安くなるケースが多いとされています。

 

再熱除湿

一部の高機能モデルに搭載されている機能です。

空気を冷やして除湿した後、再び温めて室内へ戻すため、室温を下げすぎずに湿度だけを下げられます。

快適性は高いものの、温め直すためのエネルギーが必要になり、冷房より電気代が高くなる場合があります。

 

見分け方のポイント

リモコンに「カラッと除湿」などの表示がある場合や、取扱説明書に「再熱除湿」と記載されている場合は、高機能な再熱除湿の可能性があります。

 

梅雨の時期は除湿、真夏は冷房と使い分けるのがおすすめです。

2.室外機の環境で電気代が変わる?

エアコンは室内の熱を室外へ逃がして部屋を冷やしています。

そのため、室外機の周囲が高温になると効率が落ち、余計な電力を消費してしまいます。

 

効果的な対策

・直射日光を避けるため、すだれや日よけを設置する

・室外機の周囲を整理して風通しを良くする

・落ち葉やゴミを定期的に掃除する

 

注意したいポイント

室外機の吹き出し口の前に物を置くのは逆効果です。

 

熱がこもることで冷房効率が下がり、電気代が高くなる原因になります。

室外機の周囲には十分なスペースを確保しましょう。

3.風量は「自動」が一番省エネ

電気代を気にして、風量を「弱」に設定していませんか?

 

実は、エアコンの風量は「自動」にするのが最も効率的といわれています。

部屋が暑い状態で風量を弱にすると、設定温度まで下がるのに時間がかかり、その間コンプレッサーが強く稼働し続けます。

 

一方、「自動」に設定すると、最初は強風で一気に冷やし、室温が安定すると自動で風量を下げてくれます。

結果として、快適性と省エネの両立が期待できます。

4.短時間の外出なら「つけっぱなし」が正解?

「こまめに消した方が節電になる」と思われがちですが、実はそうとも限りません。

 

エアコンが最も電力を消費するのは、運転開始直後に室温を設定温度まで下げるタイミングです。

一度室内が快適な温度になれば、その状態を維持するための消費電力は比較的少なくなります。

 

特に外気温が高い真夏日には、30分から1時間程度の外出であれば、

つけっぱなしの方が電気代を抑えられるケースもあります。

 

ただし、長時間外出する場合は消した方が節電になります。

【詳しく解説】「弱冷房除湿」と「再熱除湿」は何が違う?

「除湿の方が電気代が安い」とよく聞きますが、実はエアコンの除湿機能には複数の方式があります。

機種によって仕組みが異なるため、知らずに使うと「思ったより電気代が高かった」「部屋が寒くなりすぎた」と感じることもあります。

 

ここでは、少しマニアックに除湿の仕組みを解説します。

 

【そもそも、なぜ除湿できるの?】

空気中には目に見えない「水蒸気」が含まれています。

エアコンは室内の空気を吸い込み、内部の熱交換器(アルミフィン)を冷やして空気を通過させます。

すると、冷えたグラスの表面に水滴がつくのと同じ原理で、空気中の水蒸気が結露し、水となって排水されます。

 

これがエアコンの除湿の基本原理です。

つまり、除湿するためには、必ず一度空気を冷やす必要があります。

 

【弱冷房除湿とは?】

一般的な家庭用エアコンに最も多く採用されている方式です。

室温を少し下げながら除湿するため、「冷房を弱くかけている状態」に近い仕組みです。

 

<仕組み>

(1)室内の空気を吸い込む

(2)熱交換器で空気を冷やす

(3)水蒸気を結露させて排水する

(4)冷えた空気をそのまま室内へ戻す

 

冷えた空気を再利用するため、余分なエネルギーを使わず、比較的省エネです。

ただし、湿度を下げると同時に室温も下がるため、梅雨時など気温がそれほど高くない日は「寒い」と感じることがあります。

 

<メリット>

・電気代が安い

・仕組みがシンプル

・多くの機種に搭載されている

 

<デメリット>

・室温も下がる

・長時間使うと寒く感じやすい

 

<向いているシーン>

・真夏の高温多湿の日

・室温も一緒に下げたいとき

・電気代を抑えたいとき

 

【再熱除湿とは?】

再熱除湿は、高価格帯モデルに搭載されることが多い高機能な除湿方式です。

室温をほとんど変えずに湿度だけを下げられるのが最大の特徴です。

 

<仕組み>

(1)室内の空気を吸い込む

(2)熱交換器で空気を冷やして除湿する

(3)冷えた空気をヒーターや熱交換器で温め直す

(4)室温に近い状態で室内へ戻す

 

一度冷やした空気を再び温めるため、「冷房」と「暖房」を同時に行っているような状態になります。

そのため、消費電力は大きくなります。

 

<メリット>

・室温を下げすぎない

・ジメジメ感だけを解消できる

・小さな子どもや高齢者がいる家庭でも快適

 

<デメリット>

・電気代が高い

・搭載機種が限られる

・本体価格も高め

 

<向いているシーン>

・梅雨時期

・春や秋の湿気対策

・洗濯物の部屋干し

・室温を下げたくないとき

 

【ハイブリッド除湿とは?】

最近の高性能モデルでは、「ハイブリッド除湿」や「さらら除湿」など、メーカー独自の機能も増えています。

 

これは弱冷房除湿と再熱除湿を自動で切り替えたり、コンプレッサーの回転数を細かく制御したりして、快適性と省エネ性能を両立させる仕組みです。

メーカーによって制御方法や名称が異なるため、購入時にはカタログや取扱説明書を確認するとよいでしょう。

 

【電気代はどれくらい違う?】

一般的な目安としては、次の順番で電気代が高くなります。

弱冷房除湿 < 冷房 < 再熱除湿

 

ただし、外気温や設定温度、住宅の断熱性能、エアコンの性能によって実際の消費電力は変わります。

 

「除湿=必ず安い」というわけではない点には注意が必要です。

 

【自宅のエアコンはどのタイプ?】

次のような表示があれば、再熱除湿機能が搭載されている可能性があります。

・カラッと除湿

・さらら除湿

・温度キープ除湿

・快適除湿

・再熱除湿

一方、単純に「ドライ」や「除湿」とだけ表示されている場合は、弱冷房除湿であることが一般的です。

詳しくは取扱説明書やメーカー公式サイトを確認しましょう。

 

除湿機能を上手に使い分けることで、快適性と電気代のバランスを取ることができます。

梅雨時期は除湿モード、真夏は冷房運転を中心に活用するなど、季節に合わせて使い分けるのがおすすめです。

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