レインズ(不動産情報サイト)徹底解説

公開日:2026年07月16日

レインズとは

はじめに

不動産の売却や購入を検討すると、「レインズ(REINS)」という言葉を耳にすることがあります。

 

不動産会社から、

「レインズに登録します。」

「レインズに掲載されています。」

「レインズで他社へ紹介します。」

などと説明を受けた経験がある方もいらっしゃるでしょう。

 

しかし、「レインズとは何ですか?」と質問すると、詳しく説明できる方は決して多くありません。

それもそのはずです。

 

レインズは一般の方が自由に利用できるシステムではなく、不動産会社だけが利用できる情報ネットワークだからです。

そのため、多くの方は「何となく登録されるもの」という程度の認識で終わってしまいます。

しかし実際には、このレインズの仕組みを理解しているかどうかで、不動産の売却活動や物件探しの結果が大きく変わることがあります。

 

私たちは日々、不動産会社同士でレインズを利用しながらお客様の売買をお手伝いしています。

その中で感じるのは、レインズという素晴らしい仕組みが十分に活用されていないケースが少なくないということです。

最近では、地方の不動産会社様と共同で取引を進める機会も増えています。

もちろん、丁寧な販売活動をされている会社様も数多くあります。

 

一方で、レインズには登録されているにもかかわらず、

・販売図面が登録されていない

・室内写真が掲載されていない

・設備表などの資料が添付されていない

・資料請求をしても、なかなか資料をいただけない

といったケースに出会うこともあります。

 

私自身、このような状況を見るたびに、「売主様にとって非常にもったいない」と感じています。

レインズは、全国の不動産会社へ物件情報を共有し、一人でも多くの購入希望者へ物件を紹介するための仕組みです。

ところが、紹介するための販売図面や資料が十分に用意されていなければ、他社はお客様へ物件をご紹介したくてもできません。

 

結果として、売却のチャンスを逃してしまう可能性があります。

これは売主様にとって、本来得られたはずの機会を失ってしまうことにもつながりかねません。

 

だからこそ私たちは、レインズへの登録は販売活動の「ゴール」ではなく、「スタート」だと考えています。

登録後にどれだけ分かりやすい販売図面を作成し、写真や資料を充実させ、他社からのお問い合わせへ迅速に対応できるか。

そうした日々の積み重ねが、早期売却やより良い条件での成約につながると考えています。

 

本コラムでは、

・レインズとはどのような仕組みなのか

・売主様・買主様にとってどのようなメリットがあるのか

・媒介契約との関係

・囲い込み問題

・レインズを最大限活用する方法

・不動産会社選びで大切なポイント

そして、私たちが日頃感じている業界の課題についても、不動産会社の立場から率直にお伝えします。

 

「レインズという言葉は聞いたことがあるけれど、詳しくは知らない。」

「売却を依頼したけれど、本当にしっかり販売活動をしてもらえているのだろうか。」

「物件探しは、どこの不動産会社へ行っても同じなのだろうか。」

 

そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。

不動産取引を成功させるために知っておきたい「レインズのすべて」を、不動産のプロの視点から分かりやすく解説していきます。

第1章 レインズ(REINS)とは?

不動産会社だけが利用できる「情報インフラ」

不動産の売却や購入を検討すると、「レインズ(REINS)」という言葉を耳にすることがあります。

しかし、「レインズとは何ですか?」と聞かれて、正しく説明できる方は多くありません。

まずは、レインズがどのようなシステムなのか、その役割からご説明します。

 

レインズとは何の略?

レインズ(REINS)とは、

Real Estate Information Network System

の頭文字を取った名称で、日本語では「不動産流通標準情報システム」と呼ばれています。

国土交通大臣から指定を受けた「指定流通機構」が運営しており、日本全国の不動産会社が物件情報を共有するためのネットワークです。

一般の方は利用できず、宅地建物取引業の免許を受けた不動産会社のみが利用できる仕組みとなっています。

 

レインズは何のために作られたのでしょうか

レインズが誕生した最大の目的は、

「不動産情報を広く公開し、売主様と買主様を公平につなぐこと」

です。

以前は、不動産会社ごとに物件情報を管理していたため、

「他社に良い物件があることを知らない」

「売却を依頼した会社だけが買主を探す」

という状況が多くありました。

その結果、

売主様は購入希望者と出会う機会が減り、

買主様も希望条件に合う物件を見逃してしまうことがありました。

このような問題を改善するために誕生したのがレインズです。

現在では、全国の不動産会社が同じデータベースを利用することで、より多くの購入希望者へ物件情報を届けられる仕組みになっています。

 

レインズの仕組み

レインズは、売主様と買主様を直接つなぐシステムではありません。

あくまでも、不動産会社同士が物件情報を共有するためのシステムです。

流れとしては次のようになります。

売主様が不動産会社へ売却を依頼します。

不動産会社が販売図面や物件情報を作成します。

レインズへ物件を登録します。

全国の不動産会社がその情報を閲覧できます。

各不動産会社が購入希望者へ物件をご紹介します。

売買契約へ進みます。

つまり、レインズがあることで、一つの不動産会社だけではなく、全国の不動産会社が売却活動に参加できるようになるのです。

 

全国4つのレインズがあります

実はレインズは一つではありません。

日本は4つのエリアに分かれ、それぞれ指定流通機構が運営しています。

・東日本不動産流通機構

・中部圏不動産流通機構

・近畿圏不動産流通機構

・西日本不動産流通機構

例えば、おださが不動産が所在する神奈川県は「東日本不動産流通機構」のエリアになります。

基本的には、それぞれのエリアで物件情報が管理されていますが、必要に応じて他エリアの情報も確認できる仕組みが整っています。

 

レインズは「広告サイト」ではありません

ここは多くの方が勘違いされるポイントです。

SUUMOやHOME'S、アットホームなどの不動産サイトとレインズは、役割がまったく異なります。

SUUMOなどは一般のお客様へ物件を紹介する広告媒体です。

一方、レインズは不動産会社同士が情報を共有するための業務システムです。

つまり、

広告を掲載することが目的ではなく、

「全国の不動産会社が同じ情報を共有し、売主様と買主様を結び付けること」

が目的なのです。

 

レインズへ登録される情報

レインズには、非常に多くの情報が登録されます。

例えば、

・所在地

・価格

・土地面積

・建物面積

・築年月

・間取り

・用途地域

・建ぺい率・容積率

・接道状況

・設備

・写真

・販売図面

・販売状況

・取引態様

・広告掲載の可否

など、一般のポータルサイトには掲載されない詳細な情報まで登録できます。

これらの情報をもとに、全国の不動産会社が購入希望者へ物件をご紹介しています。

 

私たちが考えるレインズの本当の役割

私たちは、レインズは単なる「物件登録システム」ではないと考えています。

レインズの本当の役割は、

全国の不動産会社が協力して、一人でも多くの購入希望者へ物件情報を届けることです。

だからこそ、登録するだけでは十分ではありません。

物件の魅力が伝わる販売図面を作成し、写真や資料を充実させ、他社からのお問い合わせにも迅速に対応する。

そうした積み重ねがあって初めて、レインズは本来の力を発揮します。

売主様にとっても、買主様にとっても、レインズは非常に有効な仕組みです。

しかし、その価値を最大限に引き出せるかどうかは、不動産会社の姿勢や販売活動によって大きく変わります。

 

 

第2章 レインズとSUUMO・HOME'Sの違い

同じ物件情報でも役割はまったく違います

不動産を探している方の多くは、

SUUMO

LIFULL HOME'S

アットホーム

Yahoo!不動産

などのポータルサイトを利用されていると思います。

そのため、

「レインズも同じような物件検索サイトなのでは?」

と思われる方が少なくありません。

しかし、実際にはレインズとポータルサイトは、目的も役割も大きく異なります。

この違いを知ることで、不動産会社の販売活動や物件紹介の仕組みがよく分かるようになります。

 

レインズは「業務システム」

SUUMOなどは「広告サイト」

これが最も大きな違いです。

レインズは、不動産会社同士が情報を共有するための業務システムです。

一方、

SUUMOやHOME'Sなどは、

一般のお客様へ物件を紹介するための広告媒体です。

つまり、

レインズは「不動産会社のためのシステム」

ポータルサイトは「一般のお客様のためのサイト」

という違いがあります。

 

レインズは全国の不動産会社が利用しています

例えば、

神奈川県のお客様が相模原市の中古住宅を購入したい場合、

地元の不動産会社だけでなく、

東京都や埼玉県、千葉県などの不動産会社でもレインズを利用してその物件を紹介することができます。

つまり、

売主様が一社へ売却を依頼しても、

実際には全国の不動産会社が販売活動に参加できる仕組みになっています。

これがレインズ最大の特徴です。

 

ポータルサイトは掲載されない物件もあります

一般のお客様は、

「SUUMOに載っていない物件は売りに出ていない。」

と思われることがあります。

しかし、それは違います。

ポータルサイトへの掲載は、

不動産会社が広告費を支払い、

掲載するかどうかを決めています。

そのため、

広告を掲載していない物件は表示されません。

また、

売主様の希望により、

インターネットへ公開していない物件もあります。

つまり、

SUUMOなどに掲載されていないからといって、

販売されていないわけではないのです。

 

レインズには販売図面も登録できます

レインズには、

販売図面(マイソク)

を添付できます。

販売図面には、

間取り

写真

設備

セールスポイント

周辺環境

現地案内図

など、

購入希望者へ説明するための情報がまとめられています。

私たちは、

この販売図面が非常に重要だと考えています。

 

実は販売図面が登録されていない物件もあります

ここは、

私自身が最近特に感じていることです。

地方の不動産会社様との共同仲介が増えてきましたが、

レインズへ登録されているにもかかわらず、

販売図面が添付されていない物件に出会うことがあります。

さらに、

写真も掲載されていない。

設備資料もない。

資料請求をしても送っていただけない。

というケースもあります。

もちろん、

すべての会社ではありません。

しかし、

実際にこのようなケースが存在することも事実です。

 

売主様にとって非常にもったいない販売方法

私たちは、

こうした状況を見るたびに、

「売主様にとって非常にもったいない」

と感じています。

 

例えば、

他社の営業担当者がお客様へ物件を紹介するとします。

その際、

販売図面がなければ、

お客様へ説明する材料がありません。

 

写真もない。

設備も分からない。

間取りも分かりにくい。

そのような物件は、

どうしても紹介の優先順位が下がってしまう可能性があります。

 

つまり、

レインズへ登録していても、

販売図面や資料が整っていなければ、

本来紹介されるはずだった買主様へ情報が届かないこともあるのです。

 

これは、

売主様にとって大きな機会損失になりかねません。

 

レインズ登録は販売活動のスタートです

私たちは、

レインズへ登録した時点が販売活動のスタートだと考えています。

登録したあとに、

・販売図面を作成する

・室内写真を充実させる

・設備資料を添付する

・他社からのお問い合わせへ迅速に対応する

・追加資料もすぐ送付する

こうした積み重ねによって、

全国の不動産会社が安心してお客様へ紹介できる物件になります。

レインズは、

「登録したから終わり」

ではありません。

「登録してから、どれだけ多くの不動産会社へ紹介しやすい環境を作れるか」

これが本来の販売活動だと私たちは考えています。

 

不動産会社選びで販売力は変わります

同じレインズを利用していても、

販売活動の内容は会社によって大きく異なります。

販売図面の見やすさ。

写真の枚数。

問い合わせへの対応速度。

資料の充実度。

これらは売却結果にも影響する重要な要素です。

売主様は「レインズに登録してもらえるか」だけでなく、「登録した後にどのような販売活動を行ってくれるのか」という視点でも、不動産会社を選ぶことが大切です。

第3章 売主様が知っておきたい「媒介契約」とレインズの関係

レインズへの登録義務は契約によって違います

不動産を売却する際、売主様は不動産会社と「媒介契約(ばいかいけいやく)」を締結します。

ところが、この媒介契約には3つの種類があり、それぞれレインズへの登録義務や販売活動の内容が異なります。

この違いを理解していないまま契約を結ぶと、

「思っていた販売活動と違った」

「レインズに登録されていなかった」

「他社へ紹介されないと思っていた」

など、後から疑問や不安を感じることがあります。

まずは、それぞれの媒介契約の特徴を見ていきましょう。

 

一般媒介契約

一般媒介契約は、複数の不動産会社へ同時に売却を依頼できる契約です。

例えば、

A社

B社

C社

の3社へ同時に売却を依頼することもできます。

売主様ご自身で買主様を見つけて契約することも可能です。

自由度が高い契約ですが、レインズへの登録義務はありません。

もちろん、不動産会社が自主的に登録することはできますが、法律上の義務ではありません。

そのため、売主様としては、

「レインズへ登録されるのか」

を事前に確認しておくことが大切です。

 

専任媒介契約

専任媒介契約では、

売却を依頼できる不動産会社は1社のみになります。

一方で、

売主様ご自身が購入希望者を見つけた場合は、直接契約することができます。

専任媒介契約では、

契約締結後7営業日以内にレインズへ登録する義務があります。

また、

2週間に1回以上、

販売活動の報告を売主様へ行うことも義務付けられています。

 

専属専任媒介契約

専属専任媒介契約は、

3種類の中で最も販売活動のルールが明確な契約です。

売却を依頼できる不動産会社は1社のみ。

さらに、

売主様自身が買主様を見つけても、不動産会社を通して契約する必要があります。

その代わり、

契約締結後5営業日以内にレインズへ登録する義務があります。

販売活動報告も、

1週間に1回以上行うことが義務付けられています。

 

なぜ登録義務があるのでしょうか

ここは非常に重要なポイントです。

レインズへの登録義務は、

不動産会社を管理するためではありません。

売主様の利益を守るためです。

もし、

売却を依頼した会社だけが物件情報を持ち続け、

他社へ情報を公開しなければ、

購入希望者と出会う機会は少なくなります。

その結果、

売却期間が長くなったり、

価格を下げざるを得なくなったりする可能性があります。

だからこそ、

専任媒介契約や専属専任媒介契約では、

一定期間内に全国の不動産会社へ情報を公開することが法律で義務付けられているのです。

 

レインズへ登録したら終わりではありません

ここは私たちが特にお伝えしたい部分です。

 

レインズへ登録することは、

販売活動のスタートラインです。

登録後に、

どのような販売活動を行うかによって、

売却結果は大きく変わります。

 

例えば、

販売図面は見やすいか。

写真は十分に掲載されているか。

設備資料は添付されているか。

他社からのお問い合わせへ迅速に対応しているか。

内覧の日程調整は柔軟か。

これらが充実していれば、

全国の不動産会社も安心して購入希望者へ紹介できます。

 

逆に、

レインズへ登録しただけで、

販売図面もない。

写真もない。

資料請求にも時間が掛かる。

という状況では、

他社は積極的に紹介しづらくなってしまいます。

 

つまり、

登録義務を果たすことと、

売却活動をしっかり行うことは別の話なのです。

 

売主様自身もレインズを確認できます

専任媒介契約または専属専任媒介契約を締結すると、

不動産会社から

「レインズ登録証明書」

が交付されます。

 

この登録証明書には、

物件番号

登録年月日

登録内容

確認用ID

パスワード

などが記載されています。

 

これらを利用することで、

売主様ご自身も、

レインズへ登録されている内容や取引状況を確認できます。

「ちゃんと登録されているかな」

「登録内容に間違いはないかな」

と思った場合は、遠慮せず確認することをおすすめします。

 

売主様にお願いしたいこと

不動産会社へ売却を依頼するときは、

媒介契約の種類だけではなく、

次の点も確認してみてください。

・レインズへいつ登録する予定ですか。

・販売図面は作成しますか。

・写真はどのくらい掲載しますか。

・他社から資料請求があった場合はどのように対応しますか。

・販売活動報告はどのような内容ですか。

これらの質問に丁寧に答えてくれる会社は、販売活動についても真剣に考えている可能性が高いでしょう。

第4章 「囲い込み」とは?

売主様が知っておきたいレインズの課題

ここまで、レインズが全国の不動産会社へ物件情報を共有し、売主様と買主様をつなぐ大切な仕組みであることをご説明してきました。

 

しかし、どれだけ優れたシステムであっても、それを利用する人によって結果は変わります。

近年、不動産業界でたびたび話題になるのが「囲い込み」と呼ばれる問題です。

テレビや新聞などでも取り上げられることがあり、「聞いたことはあるけれど、詳しくは知らない」という方も多いのではないでしょうか。

 

ここでは、囲い込みとは何か、なぜ問題になるのか、そして売主様が確認しておきたいポイントについて解説します。

 

囲い込みとは何でしょうか

囲い込みとは、売却を依頼された不動産会社が、他社から購入希望者を紹介してもらえる状況であるにもかかわらず、意図的に紹介を断ったり、販売機会を制限したりする行為を指します。

目的は、自社だけで買主様を見つけ、売主様と買主様の双方から仲介手数料を受け取る「両手仲介」を目指すことです。

もちろん、両手仲介そのものは法律で禁止されているわけではありません。

しかし、そのために他社からの紹介を不当に断ったり、情報を隠したりすることは、売主様の利益を損なう可能性があります。

 

売主様にどのような影響があるのでしょうか

囲い込みが行われると、購入希望者へ物件情報が十分に届かなくなる可能性があります。

本来であれば、全国の不動産会社が物件を紹介できるにもかかわらず、紹介できる会社が限定されてしまえば、それだけ購入希望者と出会う機会も少なくなります。

その結果、

・売却まで時間が掛かる

・価格交渉を受けやすくなる

・値下げを検討しなければならない

といった影響が出ることも考えられます。

売主様にとって最も大切なのは、「できるだけ多くの購入希望者へ物件情報を届けること」です。

その機会を狭めてしまうことは、本来のレインズの目的にも反してしまいます。

 

国土交通省も対策を強化しています

近年、この問題を受けて国土交通省はレインズの運用を見直し、売主様が取引状況を確認しやすい仕組みを整備しました。

現在では、レインズには「取引状況」が表示されます。

例えば、

・公開中

・書面による購入申込みあり

・売主都合による一時紹介停止中

など、現在の状況が確認できるようになっています。

これにより、売主様も登録証明書に記載されたIDとパスワードを利用して、自分の物件がどのような状況になっているのかを確認できるようになりました。

以前と比べると、透明性は大きく向上しています。

 

囲い込みだけが問題ではありません

私が現場で感じているのは、囲い込みだけが課題ではないということです。

最近では地方の不動産会社様と共同仲介を行う機会も増えています。

もちろん、非常に丁寧な販売活動をされている会社様もたくさんあります。

しかし一方で、

・販売図面が登録されていない

・写真が掲載されていない

・設備資料が添付されていない

・資料請求をしても送っていただけない

・問い合わせへの回答に時間が掛かる

といったケースも少なくありません。

これは囲い込みとは別の問題ですが、結果として他社が購入希望者へ物件を紹介しづらくなってしまいます。

つまり、レインズへ登録されていても、「紹介しやすい環境」が整っていなければ、本来の役割を十分に果たせないのです。

 

私たちが考える販売活動

私たちは、レインズへの登録は販売活動のスタートだと考えています。

登録した後、

・見やすい販売図面を作成する

・写真を充実させる

・設備資料や間取りを分かりやすく添付する

・他社からのお問い合わせには迅速に対応する

・追加資料の依頼にもできる限り早く対応する

このような積み重ねが、全国の不動産会社から「紹介しやすい物件」と評価され、結果として売主様にとって有利な売却につながると考えています。

売主様からお預かりした大切な不動産だからこそ、「レインズに登録したので終わり」ではなく、「一件でも多くの購入希望者へ情報を届ける」という姿勢が重要だと私たちは考えています。

 

売主様へお伝えしたいこと

不動産会社を選ぶ際には、「レインズに登録します」という説明だけで安心するのではなく、

・販売図面は作成してもらえるのか

・写真は十分に掲載されるのか

・他社からの問い合わせにはどのように対応しているのか

・販売活動の内容を定期的に報告してもらえるのか

こうした点も確認してみてください。

レインズという優れた仕組みを最大限に活かすためには、システムだけでなく、それを誠実に運用する不動産会社の姿勢が何より大切です。

 

 

第5章 売主様はレインズをどう活用すればよい?

不動産会社任せにしないことが、納得できる売却への第一歩

レインズは不動産会社だけが利用できるシステムですが、売主様は何も確認できないわけではありません。

専任媒介契約または専属専任媒介契約を締結すると、不動産会社から「レインズ登録証明書」が交付されます。

この登録証明書には、レインズへ登録されたことを証明する情報だけでなく、売主様ご自身が販売状況を確認するためのIDやパスワードも記載されています。

「不動産会社へ任せているから大丈夫」と思われる方も多いですが、ご自身でも販売状況を確認することで、より安心して売却活動を進めることができます。

 

レインズ登録証明書は必ず受け取りましょう

専任媒介契約・専属専任媒介契約では、レインズへ登録すると「登録証明書」が発行されます。

この書類には、

・登録番号

・登録年月日

・登録内容

・売主様専用の確認用ID

・パスワード

などが記載されています。

この登録証明書は、売却活動が適切に行われているか確認するための大切な書類です。

受け取ったらそのまま保管するだけではなく、一度は内容を確認することをおすすめします。

 

登録内容に間違いがないか確認しましょう

レインズへ登録される情報は、不動産会社が入力しています。

そのため、ごくまれに入力ミスが発生することもあります。

例えば、

・価格

・土地面積

・建物面積

・築年月

・間取り

・所在地

・設備

などです。

もし誤った情報が掲載されてしまうと、購入希望者へ正しい情報が伝わりません。

気になる点があれば、遠慮なく担当者へ確認しましょう。

 

販売図面も確認してみましょう

私たちは、販売図面は非常に重要だと考えています。

購入希望者が最初に目にする資料だからです。

確認したいポイントは、

・写真は十分に掲載されているか

・間取りは見やすいか

・物件の魅力が伝わるコメントになっているか

・周辺環境も紹介されているか

・誤字脱字はないか

などです。

売主様だからこそ分かる魅力もあります。

「この景色が魅力です。」

「春には桜がきれいです。」

「近所の公園が人気です。」

こうした情報を担当者へ伝えることで、販売図面がさらに魅力的になることもあります。

 

販売活動報告も大切です

専任媒介契約や専属専任媒介契約では、不動産会社には定期的な販売活動報告の義務があります。

報告内容としては、

・問い合わせ件数

・内覧件数

・広告掲載状況

・購入希望者からの反応

・今後の販売方針

などが一般的です。

単に「問い合わせがありませんでした。」という報告だけではなく、

「なぜ反響が少ないのか。」

「改善できることはあるか。」

まで説明してくれる会社は、売主様に寄り添った販売活動をしていると言えるでしょう。

 

「レインズへ登録しました」で終わりではありません

ここは私たちが特にお伝えしたいことです。

レインズへ登録することは販売活動のスタートです。

登録後、

全国の不動産会社から、

「この物件を紹介したい。」

と思っていただけるような環境を整えることが重要です。

例えば、

販売図面が見やすい。

写真が豊富。

設備資料も添付されている。

問い合わせへの回答が早い。

このような物件は、他社も安心してお客様へ紹介できます。

逆に、

資料がない。

写真が少ない。

問い合わせても返事が遅い。

これでは紹介の機会を逃してしまう可能性があります。

 

私たちがお客様へ心掛けていること

おださが不動産では、レインズ登録後こそ販売活動の本番だと考えています。

そのため、

・見やすく分かりやすい販売図面の作成

・できる限り多くの写真掲載

・設備資料や物件資料の充実

・他社からの資料請求への迅速な対応

・電話やメールでのお問い合わせへの丁寧な対応

・売主様への定期的な販売状況のご報告

これらを大切にしています。

売主様からお預かりした大切な不動産だからこそ、一人でも多くの購入希望者へ情報が届くよう努めています。

 

売主様にお願いしたいこと

売却活動は、不動産会社だけで進めるものではありません。

売主様と不動産会社が情報を共有し、一緒に販売活動を進めることが、より良い結果につながります。

分からないことや不安なことがあれば、遠慮なく担当者へ相談してください。

「販売図面を見せてください。」

「レインズの登録内容を確認したいです。」

「今どのような反響がありますか。」

こうしたご質問は決して失礼ではありません。

大切な資産を売却するのですから、納得しながら進めることが何より重要です。

 

 

第6章 買主様が知っておきたいレインズの活用方法

「たくさんの不動産会社を回れば良い物件が見つかる」は本当?

マイホーム探しを始めると、多くの方がこのように考えます。

「A社にも行ってみよう。」

「B社にも相談してみよう。」

「できるだけ多くの不動産会社を回れば、良い物件が見つかるかもしれない。」

もちろん、さまざまな会社へ相談することが悪いわけではありません。

しかし、現在の不動産業界では、この考え方が必ずしも正しいとは言えません。

その理由は、多くの不動産会社が同じ「レインズ」を利用しているからです。

 

全国の不動産会社が同じ情報を見ています

レインズへ登録された物件は、全国の不動産会社が検索できます。

つまり、

A社へ行っても、

B社へ行っても、

C社へ行っても、

紹介できる物件の多くは同じです。

「この会社しか紹介できない特別な物件」というものは、売主様の事情など一部の例外を除けば、それほど多くありません。

そのため、何社も回ることよりも、「信頼できる担当者」と出会うことの方がはるかに重要です。

 

不動産会社によって違うのは「物件」ではなく「提案力」です

同じレインズを利用していても、お客様への提案内容は会社によって大きく異なります。

例えば、

希望条件を丁寧にヒアリングしてくれる会社。

建築基準法まで説明してくれる会社。

資金計画も一緒に考えてくれる会社。

リフォーム費用まで提案してくれる会社。

地域情報に詳しい会社。

将来の資産価値まで考えてくれる会社。

このように、不動産会社ごとの違いは、「紹介できる物件」ではなく、「どのような提案をしてくれるか」にあります。

 

レインズに掲載されていない物件もあります

一方で、すべての物件がレインズへ登録されているわけではありません。

例えば、

一般媒介契約では登録義務がありません。

売主様の希望により広告を控えている物件もあります。

販売開始前の準備段階の物件もあります。

そのため、「レインズだけがすべて」というわけではありません。

地域密着の不動産会社では、こうした公開前の情報や地域ならではの情報を持っていることもあります。

 

ポータルサイトだけで判断するのは危険です

現在では、多くの方がSUUMOやHOME'Sなどのポータルサイトで物件探しをされています。

もちろん、とても便利なサービスです。

しかし、ポータルサイトだけで物件を判断してしまうのはおすすめできません。

例えば、

道路幅員。

接道状況。

建築基準法上の制限。

ハザードマップ。

建築できる建物の大きさ。

周辺環境。

こうした内容は、掲載情報だけでは分からないこともあります。

私たちは現地を確認し、役所調査を行い、お客様へ正確な情報をご提供しています。

 

「どの会社でも同じ」ではありません

「紹介される物件は同じだから、不動産会社はどこでも同じ。」

そう思われる方もいらっしゃいます。

しかし、私たちはそうは考えていません。

同じ物件でも、

説明の内容。

調査の深さ。

購入後のサポート。

価格交渉。

契約時の確認。

引渡し後のフォロー。

これらは会社や担当者によって大きく異なります。

だからこそ、不動産会社選びでは「物件数」だけではなく、「安心して相談できる担当者かどうか」という視点も大切にしていただきたいと思います。

 

 

第7章 まとめ

レインズを最大限活用できる不動産会社選びが、不動産取引成功への近道です

ここまで、レインズの仕組みや役割、売主様・買主様それぞれの活用方法、そして現在の不動産業界が抱える課題についてご紹介してきました。

「レインズ」という言葉は聞いたことがあっても、その仕組みや役割まで理解されている方は決して多くありません。

 

しかし、不動産売却や購入を成功させるためには、この仕組みを知っておくことがとても大切です。

レインズは、日本全国の不動産会社が情報を共有し、売主様と買主様を結び付けるための非常に優れたシステムです。

 

しかし、レインズへ登録しただけで、高く売れるわけでも、早く売れるわけでもありません。

また、買主様にとっても、レインズだけを見ていれば安心というものでもありません。

大切なのは、その情報をどのように活用し、お客様へ届けるかということです。

 

レインズは「登録」が目的ではありません

私たちは日々レインズを利用していますが、登録することがゴールだとは考えていません。

本当の販売活動は、レインズへ登録してから始まります。

販売図面を作成する。

物件の魅力が伝わる写真を掲載する。

設備資料を添付する。

他社からのお問い合わせへ迅速に対応する。

購入希望者へ分かりやすく説明できる資料を準備する。

こうした一つひとつの積み重ねによって、全国の不動産会社が安心してお客様へご紹介できる環境が整います。

私たちは、その積み重ねこそが売主様の利益につながると考えています。

 

「紹介しやすい物件」をつくることも大切な仕事です

私たちがお預かりした物件は、自社だけで販売するものではありません。

全国の不動産会社にも積極的にご紹介いただき、一人でも多くの購入希望者へ情報を届けることが重要です。

そのためには、

・分かりやすい販売図面

・豊富な写真

・正確な物件情報

・迅速な資料提供

・丁寧な電話対応

・柔軟な内覧対応

こうした「紹介しやすい環境」を整えることも、不動産会社の大切な役割だと考えています。

私自身、共同仲介を行う中で、「販売図面がない」「資料がない」「問い合わせても回答がない」というケースに出会うことがあります。

もちろん、そのような会社は一部ですが、売主様の立場で考えると、とても残念に感じます。

だからこそ私たちは、レインズを最大限に活用し、他社にも安心してご紹介いただける販売活動を心掛けています。

 

売主様へお伝えしたいこと

売却を依頼するときは、

「レインズへ登録してもらえますか。」

だけではなく、

「どのような販売活動をしていただけますか。」

という視点も持っていただきたいと思います。

販売図面は作成してもらえるのか。

写真は十分に掲載されるのか。

販売活動の報告はあるのか。

他社への情報提供は積極的か。

こうした点を確認することで、不動産会社の姿勢が見えてきます。

 

買主様へお伝えしたいこと

家探しでは、「たくさんの不動産会社へ行くこと」が目的ではありません。

大切なのは、

信頼できる担当者と出会うことです。

レインズには多くの物件情報が登録されています。

 

おださが不動産が大切にしていること

おださが不動産では、「売ること」「買うこと」だけを目的にはしていません。

売主様には、「より良い条件で、安心してご売却いただくこと」。

買主様には、「ご購入後も安心して暮らしていただくこと」。

そのために、レインズをはじめとしたさまざまな仕組みを最大限に活用し、一つひとつのご相談に誠実に向き合っています。

地域密着だからこそ分かる情報。

長年の実務経験で培った知識。

そして、お客様一人ひとりに寄り添う姿勢。

これらを大切にしながら、これからも皆さまの住まい探し・不動産売却を全力でサポートしてまいります。

 

しかし、

どの物件がお客様に合っているのか。

将来も安心して住めるのか。

資産価値はどうなのか。

そこまで一緒に考え、ご提案することが私たちの仕事です。

 

最後に

不動産は、一生のうちに何度も経験するものではありません。

だからこそ、「知らなかった」で後悔してほしくない。

私たちは、その思いで日々お客様と向き合っています。

レインズは、不動産取引の透明性を高め、売主様・買主様の双方にとって公平な取引を実現するために生まれた仕組みです。

その仕組みを正しく理解し、誠実に活用することが、お客様の大切な資産を守ることにつながります。

「今売却を考えているけれど、本当にこの販売方法で良いのだろうか。」

「希望条件に合う物件を効率よく探したい。」

「レインズについてもっと詳しく知りたい。」

そのような疑問やご相談がございましたら、ぜひお気軽におださが不動産までお問い合わせください。

私たちは、お客様にとって最良の選択ができるよう、プロとして誠実にサポートいたします。

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