シルバーウィークとは?由来と意味
公開日:2026年09月14日
シルバーウィークとは?意外と知らない名前の由来と意味
はじめに
秋になると、ニュースや旅行情報などで耳にする「シルバーウィーク」。
ゴールデンウィークは毎年聞くけれど、
「シルバーウィークっていつのこと?」
「敬老の日があるから“シルバー”なの?」
「どうして毎年大型連休にならないの?」
と思ったことはありませんか?
実は「シルバーウィーク」という言葉には歴史があり、現在使われている意味と、もともとの意味には少し違いがあります。
今回は、知っているようで意外と知らない「シルバーウィーク」の由来や意味、秋に大型連休が生まれる仕組みについて分かりやすくご紹介します。
1.そもそも「シルバーウィーク」とは?
現在「シルバーウィーク」という言葉は、一般的に9月の祝日などがつながってできる秋の連休を指して使われています。
ポイントになるのが、
・敬老の日
・秋分の日
・土曜日・日曜日
・国民の休日
です。
これらの日の並び方によって、9月にまとまった連休が生まれることがあります。
ただし「シルバーウィーク」は、ゴールデンウィークのように毎年同じような大型連休になるわけではありません。
カレンダーの曜日配列などの条件がそろった年に、大型連休が生まれるのが特徴です。
2.「シルバー」は敬老の日の意味?
「シルバーウィーク」という名前を聞くと、
「敬老の日があるからシルバーなのでは?」
と思われるかもしれません。
確かに現在では9月の敬老の日を含む連休を指すことが多いため、そう感じるのも自然です。
しかし、「シルバーウィーク」という言葉そのものは、もともと敬老の日を意味して付けられた名称ではありません。
実はこの言葉の歴史は、現在の秋の大型連休よりずっと古いのです。
3.シルバーウィークという言葉は昔からあった?
「シルバーウィーク」という名称は、1950年代に映画業界で使われた言葉とされています。
春の大型連休を表す「ゴールデンウィーク」に対して、秋の文化の日を中心とした時期を「シルバーウィーク」と呼び、映画館への来場を促そうとしたのが由来とされています。
つまり、
ゴールド(金)に対するシルバー(銀)。
現在イメージされる「高齢者=シルバー」という意味から生まれた言葉ではなかったのです。
ただし、当時の「シルバーウィーク」という呼び方は、ゴールデンウィークほど広く定着しませんでした。
その後、長い年月を経て「シルバーウィーク」という言葉が再び注目されることになります。
4.現在のシルバーウィークが注目されたのは2009年
現在のように、9月の大型連休を「シルバーウィーク」と呼ぶことが広く知られるようになった大きなきっかけの一つが2009年です。
2009年9月には、
9月19日(土)
9月20日(日)
9月21日(月・敬老の日)
9月22日(火・国民の休日)
9月23日(水・秋分の日)
と休日が続き、5連休となりました。
春の「ゴールデンウィーク」に匹敵する大型連休として注目され、「シルバーウィーク」という名称が再び広く使われるようになったのです。
5.なぜ祝日ではない9月22日まで休みになったの?
ここには日本の祝日制度の面白い仕組みがあります。
「国民の祝日に関する法律」では、前日と翌日の両方が「国民の祝日」である平日について、その日も休日とする仕組みがあります。
例えば、
月曜日:敬老の日
火曜日:平日
水曜日:秋分の日
という並びになった場合です。
火曜日が2つの祝日に挟まれるため、「国民の休日」になります。
これに土曜日・日曜日が加わることで、
土・日・月・火・水の5連休
が誕生するわけです。
この珍しいカレンダーの並びが、秋の大型シルバーウィークを生み出します。
6.なぜ毎年シルバーウィークにならないの?
ここもゴールデンウィークとの大きな違いです。
敬老の日は現在、9月の第3月曜日と定められています。
一方、秋分の日は固定された日付ではありません。
秋分の日は天文学上の秋分日をもとに、翌年の日付が正式に決められます。
そのため、
「敬老の日」と「秋分の日」の位置関係が毎年同じではありません。
敬老の日と秋分の日の間にちょうど1日の平日が入り、その日が「国民の休日」となる条件が整うと、大型連休が生まれます。
つまりシルバーウィークは、
祝日制度+曜日+秋分の日
という複数の条件がそろって初めて生まれる、少し珍しい大型連休なのです。
7.ゴールデンウィークとの違いは?
ゴールデンウィークは、昭和の日、憲法記念日、みどりの日、こどもの日など、4月末から5月初めに祝日が集中しています。
そのため、毎年ある程度まとまった休日になりやすい特徴があります。
一方のシルバーウィークは、祝日の配置によって連休の日数が大きく変わります。
毎年必ず5連休になるわけではないところが大きな違いです。
そのため、大型のシルバーウィークが発生する年には、旅行や帰省、レジャーなどの需要も高まり、ニュースでも大きく取り上げられます。
8.秋は「住まい」を考える時期でもあります
不動産会社として少し住まいの話も。
9月から10月にかけては、真夏の暑さが少しずつ落ち着き、住宅を見学したり、街を歩いたりしやすくなる季節です。
連休を利用して、
「家族でこれからの住まいについて話してみる」
「気になっている街を歩いてみる」
「実家へ帰省したときに相続した不動産について相談する」
といった時間をつくるのも良いかもしれません。
特に不動産は、ご家族が集まったときだからこそ話せることがあります。
実家を将来どうするのか。
空き家になったらどうするのか。
住み替えるのか、売却するのか。
連休は、普段なかなか話す機会のない「これからの住まい」を家族で考えるきっかけにもなります。
まとめ
現在「シルバーウィーク」と呼ばれているのは、主に9月の敬老の日や秋分の日などによって生まれる秋の連休です。
しかし、その名称のルーツをたどってみると、もともとは1950年代に映画業界で使われた言葉とされ、「敬老の日=シルバー」から名付けられたものではありません。
そして現在の大型シルバーウィークは、敬老の日、秋分の日、国民の休日、土曜日・日曜日というカレンダーの絶妙な組み合わせによって生まれます。
普段何気なく使っている「シルバーウィーク」という言葉も、由来を調べてみるとなかなか面白いものですね。
おださが不動産では、不動産に関する情報だけでなく、小田急相模原を中心とした地域情報や、季節・暮らしにまつわる身近な話題も発信しています。
今年の秋も、皆さまにとって充実した時間になりますように。
※祝日・休日については「国民の祝日に関する法律」等に基づきます。秋分の日の日付や休日の並びは年によって異なります。お出掛けや旅行の際は、その年のカレンダーや最新情報をご確認ください。
